痛風 もしくは 尿酸値が高い
と診断されてしまった方、ようこそ痛風の世界へ。
医者からは、食事制限しないさいとか、(肥満傾向の方なら)痩せなさいとか言われたはずです。どちらも尿酸値を下げるという点では、非常に大事な事になります。
とくに、食事制限は避けては通れない道です。
尿酸値が高い方への食事制限
では、一体何を制限すればいいのか。
その前に、痛風診断された方や尿酸値が高いと言われた方は、
そのほとんどの人が肥満傾向にあるとされています。
しかも、お酒が好きという方がほとんどではないでしょうか?
そんなお酒が好きな皆さんに酷な決断を下してもらう事になります・・・
禁酒(節酒)が何よりも効果的
極論から言うと
禁酒しろ
ってことです。
食べ物は今まで通り、好きなものを食べて下さい。
プリン体は気にしなくていいです。
どーぞご自由にという感じです。
禁酒さえ出来れば、痛風はなんとかなります。
というのも、
プリン体が多い食品の多くは酒の肴に含まれているからです。
痛風が「治りにくい」とされている本当の理由
禁酒しろと言われても
禁酒なんて出来るわけねーだろwww
という痛風患者の方がほとんどだと思います。
仕事終わりのビール一杯が何よりの楽しみ
という人も多いと思います。
仕事終わりの一杯のビール、これを取り上げられるなら
死んだほうがまし
という大袈裟な意見もあるでしょう。
すごく理解できます。
痛風患者の98%は酒飲みでしょう。
しかもほとんど毎日お酒を飲んでいる人でしょう。
仕事終わりに一杯
休日は昼間っからテレビ見ながら一杯
なんて人は多いと思います。
痛風が治りにくいとされているのは、やはり、禁酒できない方が多いためです。
痛風発作時は禁酒を始めるチャンス
毎日酒を飲む人は、酒を飲まない日は、もうインフルエンザぐらいの高熱を出しているか、胃が痛すぎてどうしようもない時ぐらいでしょう。
こうゆう時も禁酒をスタートさせるチャンスなんですが、痛風発作の痛みを経験した方はわかると思いますが、
発作中は
もう絶対酒なんて飲まない、この痛みに比べれば禁酒なんて楽勝
って思うんですよね。でも発作がさってしまい数日たつと
また元の飲酒生活に逆戻りです。
痛風発作が出ている場合、肉体的にも精神的にも、お酒なんて飲めるような状態ではないと思います。
痛風発作時は禁酒のチャンスですw
痛風患者とはいえ、禁酒(節酒)は難しい
禁酒というのはタバコをやめる事よりも難しい
というのが痛風患者である筆者の個人的見解です。
いつもなら仕事終了1時間前に
「あと1時間働ければ、うまいビールが飲める」
と思っているものが
禁酒時だと
「今日は仕事終わっても酒が飲めないのか」
に変わるわけですから、これほどつらいものはありません。
人によってはまさに
生き甲斐を奪われたように思うでしょう。
休肝日を作る努力をしてみる
今日は特別な日だ・・・
といって飲む、また飲む。
一杯のビールがもう一杯を呼ぶ。美味い肴を呼ぶ。
そしてさらにもう一杯。
気づけば身体はボロボロ。成れの果ては、痛風発作が待っています。
さて、じゃぁどうすりゃいいのよ。
ってなります。
そこで、まず仕事の日はいいです。
仕事終わりの一杯は格別でしょうから。
じゃぁ、休日からスタートさせてみてください。
ビールを飲んでる人は、炭酸水がオススメ
休日の夜も、風呂上がりにビールを惰性的に飲んでいるでしょう?
痛風患者の皆さん、尿酸値が高いそこのアナタ、まずはこの一杯を
炭酸水に変えてみてください。(出来ればウィルキンソンなどの強炭酸)
するとどうでしょう。
炭酸水で喉が満足しませんか?
満足した方、朗報です。
あなたはかなりの確率で禁酒できます。
あなたはお酒を欲してたわけではなく、
炭酸によるシュワシュワ感
を欲してただけです。
炭酸水だけは味気ない方は
強炭酸水+濃い目のウーロン茶
を実践してみて下さい。これかなり満足できると思います。
今の御時世はノンアルコールビールもありますが、あれ飲んだことある方はわかると思いますが
薄すぎるんですよね。炭酸も弱い気がします。
肥満傾向にある痛風患者がダイエットをする場合、気をつけなければけない事
これはこちらの記事
痛風と診断され、痩せようと思った時に絶対に気をつけなければいけない、痛風患者のためのダイエット方法
でもお話した通り、いくつかの注意点が存在します。
痛風患者は普通にダイエット(特に運動)を始めると発作の危険性が高まります。
正しい知識を身に着けてから、ダイエットを行わなければいけません。
特に注意するべき二点がこちらです
1.筋トレなどの無酸素運動をしてはいけない
これは、激しい運動をすると筋肉が壊れるからです。
筋肉が壊れると身体は再生を始めます。
筋トレではこれを超回復とかよく言いますが、この筋肉の再生のために、
身体は一時的に尿酸を増やそうとします。
尿酸値が7だとしたら、筋トレ後は10以上になっている事でしょう。
筋トレ以外も、100メートルダッシュ(運動会のリレーなど)なども危険です。
2.汗を大量にかくジョギングなどの有酸素運動をしてはいけない
汗を大量にかくと、おしっこが出なくなります。
水分補給を口から摂取するだけでは間に合わなくなります。
胃が水でタプンタプンになるくらいまで水分補給をしながら
ジョギングなどをしなくてはいけなくなり、かなり苦しい状態になります。
尿酸値は尿からしか排出されない厄介なものです。
特に汗っかきの人は要注意です。
汗腺は生まれてから3歳までに決まると言われているのでどうしようもありません。
運動後や、汗をかいた仕事のあとのビールが一番危険
さて
上記でお話した、注意点1、2に共通している事といえば
終わったあとのビールがうまい
ってことです。筋トレ好きは終わったあとプロテインを飲むと思いますが、
意識や知識の薄い人はビールも飲むでしょうw
ジョガーはビール好きが多いです。
中には終わったあとのビールのために走ってるんだ
って人もいますw
痛風患者の皆さんにも、多いと思います。運動後のビールが大好きな人。
運動後の尿酸値の高い状態(または身体の水分不足状態)からの、生ビール(というか、アルコール全般)
これほど痛風に悪い組み合わせはありませんw
そこで、当サイトでは運動に関してはウォーキングをオススメしています。