私が30代の時に、どこぞの会長令嬢と3年ほど付き合った事がある。
その会長家族の集まり(たしか会長のお誕生日)があり、私が予約の電話を入れることになったのだ。(私自身は不参加)
※この記事はイニシャルを使った表現を多様しています。ご了承下さい。
一本200万のワインが置いてある超高級料理店
電話したのは、
高級料理店、U。
銀座、六本木などにはじまり、横浜などにも店舗を構える、高級料理店である。
銀座のUにはあのT大統領とA首相が、お互いのファーストレディを交えて会食をしたぐらいの、まぁなんというか超高級料理店である。
一本200万とかいうワインもあるような、とんでもねー店ってことです。
そんなUに予約電話を入れます。
U担当者「U、A店(場所)でございます」
私「あの、すみません、◯月✖️日8名で、離れの特別室を予約したいのですが…」
U担当者「少々お待ちください…」
保留音が流れる
高級料理店の支配人登場
あとで聞いた話だが、ここで電話が支配人に代わったらしい。
いきなり支配人登場である。いいだろうか。
U支配人「お待たせいたしました。あいにくですが、その日は特別室のご予約は終日満席になっておりまして…」
私「あ、そうなんですね…✖️日に毎年そちらの特別室で、お誕生日会をしているとの事で、残念です。では、△日でしたらいかがでしょう?」
U支配人「はい?………えっと…失礼ですがご予約のお名前よろしいでしょうか?」
私「T社のTです(頼まれた通りに答える)」
U支配人「あーー」
U支配人「……✖️日………ございます」
私「はい?」
U支配人「席、ございます」
私「………へ?あの…満席じゃないんすか?」
U支配人「お名前、先に言っていただかないと…ははは。お電話番号がいつもの方と違いましたので、申し訳ありません。」
私「……な、なるほど」
全てを悟った私
こういう高級料理店や、ホテルなんかは絶対にVIP席やVIP部屋というものを、突然のVIP来客のために常に確保してあるのだ。
一般人には滅多に開放される事はない場所がある
という事を知った。
いやはや、勉強になった。
こういう世界なのだ。こういう世界があるのだ。
暗黙の了。
たしかに、お付き合いしてた会長令嬢本人の、金銭感覚、品格、品性が一般人のそれとはズレまくってた記憶がある。
よくまぁ、付きあえたと思うし、さらに3年も付き合ってたなとは思う。
話はそれたけど、その電話応対…
露骨すぎるだろ…笑
おしまい